おもてなしを通じて
世界中の人々に日本文化を発信する

料亭部 本店仲居 主任

2021年入社/新卒

  • これまでの経歴や経験談を教えてください。

    京都で生まれ育ち、歴史に興味があったことから大学では日本史学を専攻しました。また、茶道部にも所属し、日々稽古や茶会の企画・運営に励む毎日を過ごしていました。お点前などやればやるほど洗練されていくところや、お客様に提供するお茶や茶菓子を考える上で季節を意識できたり知識を身につけることができるところが好きで茶道にのめりこんでいました。また、同時に百貨店生鮮売り場のレジでアルバイトをしていたのですが、その頃からお客様と顔を合わせながら会話する仕事が好きだったのだと思います。

  • 入社のきっかけは?

    京都を離れるつもりがなかったので地元企業を中心に受けていたのですが、歴史があって、好きだった茶道と関わりがあり、日本文化に触れられる点から下鴨茶寮に興味を持ちました。自分が大学で学んだことを活かせると思ったからです。職種としては事務職や営業職はイメージしにくかったこともあり、主に接客業で探していました。

  • 現在までどんな業務をされましたか?

    入社以来本店の仲居として仕事をしており、ランチの接客、休憩を挟んでディナーの接客が日々の業務の中心にあります。下鴨茶寮の接客は予約客毎に担当が付く形となっており、お迎えからお見送りまで責任を持ってお客様をおもてなしします。食事中はお客様の食べるペースや反応を見ながら、最適な飲み物を提案したり提供することに気を配っています。最近は海外のお客様も増えているので、そのようなお客様を担当する機会も多いです。また、接客の仕事に加えて、ワインの発注業務を任せてもらえるようにもなってきています。ワインの発注業務はワインやグラスの在庫管理に留まらず、ワインの特徴をリスト化し、他のスタッフにもわかりやすいようにしています。また、自分で仕入れるワインを選べるように日々勉強しています。私はまだ提案するところまではできていないのですが、早くそこまでできるようになりたいと考えており、そのために日々ワインの知識を身につけるべく勉強しています。

  • やっていてよかったなと思う時はどんなときですか?

    やはりお客様に喜んでいただけた時が一番嬉しいです。日々接客を行う中で、お食事終わりに「今日はありがとう。また来たいです。」と言っていただけた時はいつももっと頑張ろうと思えます。印象に残っている出来事としては、以前結婚の顔合わせの場として下鴨茶寮を検討してくださったお客様の打ち合わせを担当したことがあったのですが、その時の対応を気に入って下さり、その場に立ち会う仲居として私自身を指名してくださった時は嬉しかったです。

  • 達成感や喜びを感じたエピソードを教えてください。

    最近は海外のお客様がいらっしゃる機会がとても増えているのですが、最初の頃はメニューを指すくらいしかコミュニケーションをとることができませんでした。それでは十分なおもてなしはできないと思い、その後社内で行われている英会話トレーニングに積極的に参加したり、それ以外にも自身で英語を積極的に勉強するようになりました。その結果、最初の頃よりも話せるようになり、お客様とメニューについての会話が出来た時は達成感を感じました。また、会話だけではなく今では献立のメニューを海外のお客様にも伝わりやすいように翻訳する業務も担えるようになった事は成長だと感じています。

  • 下鴨茶寮の働く上での魅力はどんなところですか?

    職場の人と距離が近く、相談などもすぐ出来るところです。同じ職場だけでなく、他の職種の方々(調理や本社など)とも気軽に話しかけることができるのは下鴨茶寮の良い所だと思います。また、自らが望めばチャレンジや勉強する機会はとても多い職場だと思います。私自身も新卒で入社以来、発注業務や多店舗への出張、英語対応業務など様々な仕事にチャレンジさせてもらう機会を得ることができました。

  • 今後のキャリアを教えてください。

    お客様に対して良いおもてなしをするためにはまだまだ知識が足りないと感じています。もっと京都のことや日本文化、食事や飲み物について知識を深め、日本の方だけでなく、海外の方にも来て良かったと喜んでいただける接客が出来るように頑張りたいと思います。

  • 最後に応募者へメッセージをどうぞ。

    和食が好き、京都で働きたい、日本文化に触れたい、お客様と会話するのが好き…どんなきっかけでも構いません。自分で勉強して知識や技術を身につけることは時に大変だと思う事もあるかもしれませんが、そのような環境も楽しめる人と一緒に働けたら嬉しいです。